素材にはそれぞれ特性があります。
断熱性を期待し、密閉性の高い素材を使用したところ、結露が生じてカビの温床になった、などという話は珍しくありません。
予算、地域性、立地、建物の特性などを考慮し、最適と思われる素材、工法を選び、お客様に一日でも長く、快適に過ごしていただける住まいづくりを目指します。
改修、補修の現場で、かつて私たちの先輩や私たちが手掛けた建物に再会することがあります。
長年の風雪に耐えてもなお、狂いのない職人技に敬意を感じるとともに、私たちの手で新たな時を刻む喜びも覚えます。
施工後しばらくははっきり見える新旧の差が、経年変化で見分けがつかないほど馴染んでいる。その様子を確認する機会に恵まれることが、私たちの願いです。
私たちの仕事場の大半は過疎地と言われる地域です。
多くはお子様が独立した世帯で、親御さんの体調を気遣い、お子様から改修工事を依頼されることも少なくありません。
離れて暮す家族の心配を少しでも軽減し、安心して住まいの管理を任せていただける、そんな工務店でありたいと思っています。