202205|18
新築 農繁期の仮住まい
農作業の合間の休憩所、また繁忙期に寝泊りできる仮の住まいとして建築されました。
コンパクトな間取りながら、田園風景を一望する広い掃き出し窓や開放的な建具、明るい内装材を使用しているため、窮屈さは感じません。四方に取り付けられた窓のお陰で風通しもよく、盛夏までエアコンなしでも快適に過ごしていただけます。
(左)冬の冷え込みが厳しい立地のため、躯体には時間をかけ丁寧に仕上げました。断熱資材も積極的に使用していますので、外気の影響を受けにくく、安定した室温・湿度を保ちます。
(右)限られた空間をすっきりと使用していただくために設置した屋根裏は、大容量の物置になるとともに、断熱の役目も果たします。
長い年月からしか生み出せない、表情豊かな石垣や庭木は、ここがかつて旅館だった名残です。