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202106|03

リフォーム 続き間のある家

連結した二棟の高低差解消を目的とした全面リフォームです。
フラットな床と最新の水廻り、また建付けをよくすることで、古い日本家屋につきもののすき間風問題やヒートショックのリスクが軽減、快適に暮らせるバリアフリー住宅に生まれ変わりました。
全室フラットにするために、床の段差と共に鴨居の高さも調整しましたが、既存の建具は可能な限り再利用しました。竣工直後は気になる新旧の色の差も、年を経るごとに目立たなくなってきます。
経年変化がある無垢の建材ならではの楽しみです。

日中最も使用頻度が高く、お客様をお通しする機会の多い、南に面した続き間の和室には、やわらかなベージュの壁紙を採用し、温もりと落ち着きのある、やさしい空間作りを目指しました。
縁側と居室を仕切る建具は障子から摺りガラスに変更。和の雰囲気を壊すことなく採光を増やし、手入れも簡単になりました。

施主様が在居を希望されたため、工事は少しづつ、部屋を移動する形で行われました。
工事に合わせて荷物を移動するのは骨が折れますが、大量の荷造り、荷ほどきを一度に行うのは想像以上に重労働です。
何より、住み慣れたわが家を離れずに済むので、環境の変化による精神的な負担が少ない利点もあります。